包茎には種類がありますが、有名なのが仮性包茎、日本人でもっとも多いタイプです。
そして、真性包茎という、治療が必要な包茎もあります。
しかし、意外に知られてない包茎のケースとして、カントン包茎というのがあります。
カントン包茎というのは、そもそも真性包茎の一部です。
通常時なら亀頭を露出することができるのですが、勃起時には露出できなくなるケースのことを言います。
無理に露出させようとすると、包皮が戻らなくなり、亀頭が腫れてしまうこともあるそうです。
真性包茎と同様、手術が必要なケースです。
亀頭が腫れた状態を放置しておくと、大変危険だと言われています。
亀頭の一部が壊死する可能性があるのだそうです。
勃起時に包皮が突っ張る感覚があったら、カントン包茎を疑ったほうがいい、とのことです。
耳慣れない言葉ですが、あまり名前が有名じゃないあまり見過ごされがちな包茎です。
少し不安に思ったら、確かめてみてもいいかもしれません。

カントン包茎は真性包茎と同じように亀頭が皮を被った状態ですが、真性包茎が皮を自分で剥くこともできない状態であるのに対し、剥こうと思えば剥ける状態にあります。
しかし、このことが多くの厄介を引き起こします。
無理やり亀頭を出そうとして皮を強く引っ張ったりすると、亀頭の直下が締め付けられ激しい痛みや圧迫感を感じることがあります。
これは自分で敢えて引っ張ったという場合だけでなく、性交時にも起こりやすい現象で、あまりの痛さで性交ができなくなったり、女性との付き合いも恐くなるという弊害をもたらすケースがあります。
また、こうした締め付けが生じると、亀頭直下の部分に切り傷ができて出血が伴ったり、大きく腫れあがってしまい、病院に掛け込むというケースも少なくありません。
一方で、皮が被った状態では、内部に細菌やばい菌などがこもりやすく、性病にかかるリスクがあります。
内部が不清潔な状態になり異臭を発したり、下着を汚すケースもあります。
手術が技術的に難しいとされるカントン包茎ですが、このような痛みやリスクから治療希望者が多い症例でもあります。