カントン包茎とは、包皮輪が狭く、亀頭を締め付け、亀頭を全部露出できない包茎です。
包皮輪とは、包皮の出口のことです。
亀頭を輪のように覆っていて、これが十分に広くなければ、包皮を剥くことができません。
この、包皮輪が狭い場合に、皮を無理にむいて、亀頭を出した状態で勃起すると、狭い包皮輪に亀頭が締め付けられて、循環障害を起こします。
こうなると、めくれた皮が腫れ、亀頭は赤紫色に腫れます。
そのまま放っておくと、締め付けられた皮膚が炎症を起こして、腫れがひどくなり、激しい痛みが出ます。
最悪の場合は亀頭が壊死することもあります。
治療としては、切開手術が多いようですが、腫れたところの水を抜き、皮をもとにもどすこともします。
もちろん、亀頭の循環障害がひどければ、緊急手術になります。
カントン包茎は、恥垢が溜まりやすく、不衛生になりやすいです。
なので、炎症を起こしやすく、結果、真性包茎になってしまう場合もあります。
できれば、早めの治療が望ましいです。