包茎とは成人になっても非勃起時に陰茎の亀頭部分が包皮に覆われて露出しない状態のことです。
その種類には手で包皮を剥けば亀頭を露出させることができる仮性包茎、常に亀頭が包皮に覆われていて、手で剥こうとしても包皮の口が狭くて剥くことができない真性包茎、そしてカントン包茎の三種類があります。
カントン包茎とは普段は包皮を剥こうとすれば何とか剥けるものの、勃起時に剥こうとすると激痛が走ったり、締め付けられるような違和感を伴うものを言います。
カントン包茎の軽度なものであれば締め付け感が不快であるというくらいで済みますが、重度なものになれば剥きにくい包皮を無理に剥くと激痛があるばかりでなく、狭い包皮の口に締め付けられた陰茎が鬱血して元に戻せなくなって、最悪の場合壊死してしまう危険まであります。
それ以外にも包皮と亀頭の間に汚れが溜まって悪臭を放ったり、炎症を起こしたり、性交の相手に菌を移してしまう危険もあり、また精神的な面ではコンプレックスの原因になることもあります。
このようにカントン包茎は心身に悪影響を及ぼす恐れがあるので、自分がカントン包茎ではないかと気になる方は、一度専門医に相談してみることをおすすめします。